日程 2019年9月4日(水) 〜 9月5日(木)
会場日本文理大学 湯布院研修所 (大分県由布市湯布院町)
主催 電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ
併催 電子情報通信学会 情報理論研究会
実行委員会 中島 規博(名古屋工業大学,委員長), 黒田 匡迪(日本文理大学), 野崎 隆之(山口大学), 細谷 剛(東京理科大学), 堀井 俊佑(早稲田大学), 眞田 亜紀子(湘南工科大学), 安永 憲司(大阪大学)

 

開催趣旨

プログラム

本年の実施形態

会場について

場所

会場: 日本文理大学 湯布院研修所

アクセス方法

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昼食について

スケジュール

依頼講演

以下の依頼講演を予定しています(敬称略).


依頼講演1: 黒田 匡迪 (日本文理大学)
【題目】APN 関数の一般化とその分類について
【概要】Almost Perfect Nonlinear (APN) 関数とは, 有限体上で定義された関数であり, あるパラメータに関して高い非線形性を有するものである. この関数は, 暗号理論における研究対象の一つであり, 主に, 標数2の場合に研究されてきた. また, 符号理論や有限幾何学等への応用も知られている. 一方で, 奇標数の場合では, 標数2の場合と同様の性質を有しておらず, 代数的には異なる関数になっている. 特に, これらの他分野への応用は標数2の場合に比べると, あまり研究されていない. 本研究の目的は, 標数2の場合の APN 関数の奇標数の場合への自然な一般化を構成し, その一般化された関数を暗号理論や符号理論等へ応用することである. 講演者は, 共同研究者である広島国際学院大学の辻栄周平氏と共に, APN 関数の一般化として, Generalized APN (GAPN) 関数を構成し, その特徴づけを行った. 本講演では, GAPN 関数の構成や特徴づけについて説明したのち, 現在研究中である単項 GAPN 関数の分類について紹介する.


依頼講演2: 高邉 賢史(名古屋工業大学)
【題目】計算-転送リレー方式のLDPC符号化変調方式の復号性能解析
【概要】計算-転送方式はネットワーク符号化の一種であり,リレー通信における帯域効率向上の方策として注目を集めている.従来の分離復号方式が各端末から送信されたメッセージの組をリレーが推定する一方で,計算-転送方式ではリレーがメッセージの排他的論理和を推定する点が特徴的である.近年講演者らのグループは,双方向リレー通信路における計算-転送方式に対する低密度パリティ検査 (LDPC) 符号化の漸近的復号性能の研究を進めている.講演では,解析の詳細と分離復号方式との比較結果を紹介し,QPSK変調方式等における計算-転送方式の優位性について議論する.



お問い合わせ

本ワークショップに関するお問い合わせは,実行委員会アドレス ECC-WS2019@list.waseda. (@より前のアルファベットを小文字にして末尾にjpを付加してください)宛にお願いします.


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