日程 | 2018年9月3日(月) 〜 9月5日(水) |
---|---|
会場 | 清温荘 (岩手県盛岡市) |
主催 | 電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ |
併催 | 電子情報通信学会 情報理論研究会 |
実行委員会 |
堀井 俊佑(早稲田大学,委員長),
高田 豊雄(岩手県立大学),
中島 規博(名古屋工業大学),
野崎 隆之(山口大学),
細谷 剛(東京理科大学),
安永 憲司(大阪大学)
|
開催趣旨
- 本ワークショップは,誤り訂正符号およびその関連分野について, 従来の研究会の形式にとらわれることなく,より突っ込んだ議論を行う場を提供します.
- 一般セッションでは,参加者の皆様から講演を募集します.
- 今回は,ワークショップ企画として,入門講演・依頼講演,ISIT論文紹介セッ ションを開催します.
プログラム
- 13:00-13:25 受付
- 13:25-13:30 開会挨拶(堀井実行委員長)
- 13:30-15:50 一般講演セッション1 (座長:堀井 俊佑)
- 13:30-14:00 安永 憲司(大阪大学),林 智弘(金沢大学)
挿入と削除に対するリスト復号 - 14:00-14:30 野崎 隆之(山口大学)
挿入/削除範囲が与えられたときに単一挿入/削除訂正可能な符号について - 休憩 (20分)
- 14:50-15:20 柴田 凌,細谷 剛,八嶋 弘幸(東京理科大学)
ポジションエラーに対するプロトグラフLDPC符号の設計 - 15:20-15:50 北原 裕久,森田 啓義(電気通信大学),眞田 亜紀子(湘南工科大学)
六角形格子上における負巡回符号と整数符号を用いた積符号の特性検討
- 13:30-14:00 安永 憲司(大阪大学),林 智弘(金沢大学)
- 休憩(20分)
- 16:10-17:00 依頼講演1 (座長:安永 憲司)
- 16:10-17:00 松本 隆太郎(名古屋大学)
秘密分散法における量子超越性の符号理論にもとづく探求 - 20:00-21:30 ナイトセッション
- 9:00-9:50 依頼講演2 (座長:中島 規博)
- 9:00-9:50 堀井 俊佑(早稲田大学)
分散コンピューティングへの誤り訂正符号の応用に関する研究動向
- 9:00-9:50 堀井 俊佑(早稲田大学)
- 休憩 (20分)
- 10:10-12:00 (企画セッション)最新論文紹介セッション1 (座長:野崎 隆之)
- 10:10-10:35 堀井 俊佑(早稲田大学)
A New Combinatorial Design of Coded Distributed Computing - 10:35-11:00 西新幹彦(信州大学)
Ideal ramp schemes and related combinatorial objects - 休憩 (20分)
- 11:20-11:45 風間皐希,松嶋敏泰(早稲田大学)
On Distance Properties of (r, t, x)-LRC Codes - 11:45-12:10 鎌塚 明,松嶋敏泰(早稲田大学)
An MDS-PIR Capacity-Achieving Protocol for Distributed Storage Using Non-MDS Linear Codes - 昼食休憩(90分)
- 13:40-14:30 (企画セッション)最新論文紹介セッション2 (座長:野崎 隆之)
- 13:40-14:05 中原悠太,松嶋敏泰(早稲田大学)
Concatenated Spatially Coupled LDPC Codes for Joint Source-Channel Coding - 14:05-14:30 細谷剛(東京理科大学)
Codes Correcting Limited-Shift Errors in Racetrack Memories - 休憩(20分)
- 14:50-15:40 依頼講演3 (座長:細谷 剛)
- 14:50-15:40 熊野 裕太(東芝メモリ)
フラッシュストレージに向けた完全M部グラフ符号の設計と評価
- 14:50-15:40 熊野 裕太(東芝メモリ)
- 休憩(20分)
- 16:00-16:30 一般講演2 (座長:細谷 剛)
- 16:00-16:30 吉田 隆弘(横浜商科大学),松嶋 敏泰(早稲田大学)
再生成符号に基づく秘密関数分散について
- 16:00-16:30 吉田 隆弘(横浜商科大学),松嶋 敏泰(早稲田大学)
- 16:30-17:00 企画セッション (座長:細谷 剛)
- 16:30-17:00 斎藤 翔太(早稲田大学)
ISIT2018参加報告
- 16:30-17:00 斎藤 翔太(早稲田大学)
- 18:30-20:00 懇親会
- IT研究会
9月3日(月)
9月4日(火)
9月5日(水)
本年の実施形態
- 本ワークショップは,電子情報通信学会 情報理論研究会(IT研究会)との併催です.
- ワークショップの参加には,参加申し込みが必要です. ワークショップの参加・宿泊を希望される方は参加・宿泊申込フォーム から登録してください.
- 本ワークショップは合宿形式で行います.本年度の宿泊先は,繋温泉清温荘です.
-
ワークショップの参加には,参加申し込みが必要です.宿泊は,実行委員会を通じての申し込みをお願いします.
- 9月5日は,電子情報通信学会 情報理論研究会(IT 研究会)を開催します.IT 研究会のみ参加の場合は,参加申込みは不要です.
- ワークショップ枠(9月3日・9月4日)での発表には予稿は必要ありません. ワークショップ枠での一般講演を希望される方は 一般講演 申込フォーム から登録してください. 講演申込ページにアクセスできない場合は,実行委員会までメールでご連絡ください.
- 今回のワークショップでは,企画セッションとしてISIT論文紹介セッションを設けます.ISIT論文紹介セッションで発表を希望される方は以下の「 ISIT論文紹介セッション」の欄をご参照ください.
- IT 研枠での発表には,電子情報通信学会 技術報告誌に掲載される予稿の執筆が必要です.新規性を伴うまとまった研究の成果は,IT 研究会(9月5日)にて発表下さい.研究会発表申込システムから申込みいただけます.
会場について
場所
会場: 清温荘
- 住所:岩手県盛岡市繋字湯の舘33
- TEL: 019-689-2321
アクセス方法
アクセスの詳細はこちらをご覧ください.
盛岡駅から公共交通機関で清温荘に向かう方法 岩手県交通バス 繋鴬宿線,繋温泉下車 時刻表は以下の URL で御覧頂けます. こちら
9/3 無料送迎バス予約について
- 9月3日の宿泊申込者に限り盛岡駅から会場までの無料送迎バスがご利用頂けます.
- ご希望の方は参加申し込みページより事前ご予約をお願いします.
- 送迎バスは盛岡駅西口マリオス(建物の名前です)1階正面から, 受付開始時刻の30分前に出発致します (8/10追記: バスの出発は12:35,受付開始は13:00です).
- 無料送迎バスは乗車可能な人数に限りがございますので,申し込み先着順とさせていただきます.(8/10追記: ご希望された方は皆様乗車可能です)
- 乗車可能かどうかは,お申し込み後に実行委員会から連絡いたします.もし乗車できない場合は,公共交通機関でお越しください.
- 鉄道や新幹線から来られた場合: 盛岡駅北改札を出て2F自由通路を「マリオス」あるいは「西口」を目指し, 一旦マリオスの2F入口に入り1Fへ降り,正面ドアを出た所の歩道でお待ちください.
- 空港バスで来られた場合: 盛岡駅東口ロータリーに着きますので一旦盛岡駅に入り2Fへ移動し,それ以降は上記の鉄道から来られた場合と同様です.
- 9月5日の清温荘→盛岡駅送迎バスについては,IT研究会終了後に予定しております(所要時間は約30分です).終了前にお帰りの方は路線バス,タクシーをご利用下さい.
昼食について
- 清温荘2Fにレストランがあります.事前に昼食をご予約いただくとスムーズに提供されます.ご予約は参加申し込みページからお願いします.
- 徒歩10分圏内にコンビニ,食堂があります.(ただし天候によっては坂道が凍結する可能性があります)
スケジュール
- 7月2日(月) ワークショップ講演/参加/宿泊・懇親会申込 受付開始
8月3日(金)8月8日(水) ワークショップ講演/参加/宿泊・懇親会申込 締切※延長しました- 9月3日(月)〜9月5日(水) ワークショップ開催
- 9月4日(火) 懇親会
- 9月5日(水) IT研究会
依頼講演
以下の依頼講演を予定しています(敬称略).
依頼講演1: 松本 隆太郎(名古屋大学)
【題目】秘密分散法における量子超越性の符号理論にもとづく探求
【概要】量子超越性とは、古典物理学にもとづく情報処理では実現出来ないが量子力学にもとづく情報処理では実現出来る有用な性質の総称である。そういう量子超越性は今までにいろいろ報告されているが、講演者は秘密分散法のアクセス構造においても存在することを[[5,1,3]]量子誤り訂正符号による具体例を一つだけ挙げることで示した。しかし、秘密分散法のアクセス構造における量子超越性が他にも存在するのかどうか明らかではなかった。本講演では、秘密分散法のアクセス構造の非存在定理と特定のパラメータを持つ量子誤り訂正符号の存在を組み合わせてアクセス構造における新たに見つかった量子超越性を報告する。
依頼講演2: 熊野 裕太(東芝メモリ)
【題目】フラッシュストレージに向けた完全M部グラフ符号の設計と評価
【概要】グラフ符号とは,無向単純グラフとその各頂点において定める線形符号を用いて構成する組み合わせ符号である.特に,頂点集合がM個の独立集合に分割される完全M部グラフ上でグラフ符号を構成すると,フラッシュストレージに適した特性を持つ積符号を拡張した符号となる.本講演では,与えられた符号条件に適合した完全M部グラフ符号を設計することで良好な復号性能が得られることを示すとともに,企業の一技術者から見たフラッシュストレージ向け符号に求められる性能や課題について述べる.
依頼講演3: 堀井 俊佑(早稲田大学)
【題目】分散コンピューティングへの誤り訂正符号の応用に関する研究動向
【概要】近年、機械学習などで処理をするデータの量は飛躍的に増加しており、コンピュータ単体の性能を向上させるだけでは高速に処理をすることが困難になっている。そこで、データを多数のコンピュータに分散して並列処理を行う分散コンピューティングの研究が盛んに行われている。分散コンピューティングにおいては、並列処理を行うコンピュータの数が多くなれば処理時間は単調に減少するように思われるが、実際には、ある一部のコンピュータの計算が遅い、あるいはネットワークの問題により通信ができなくなるコンピュータが存在すると、全体の処理時間が増加する可能性がある。計算の遅いコンピュータや通信できなくなるコンピュータはStragglerと呼ばれる。また、分散処理を行う際に処理するデータを配布する際の通信量がボトルネックとなり、全体の処理時間が増加する場合もある。これらのStragglerの問題や、データ配布に必要な通信量の問題を誤り訂正符号の技術により解決をしようとする研究が注目を浴びている。本講演では、分散コンピューティングの幾つかの数理モデルと、誤り訂正符号の応用に関する最近の研究動向について紹介する。
ISIT論文紹介セッション
第7回誤り訂正符号のワークショップでは,企画セッションとしてISIT論文紹介 セッションを設けます.
- 過去のワークショップでも他者の研究紹介は歓迎しておりましたが,今回は論文紹介のみを行うセッションを設けます.
- ISIT2018など最近の国際会議で発表された内容について紹介し合うことで,最近の研究動向などを参加者で情報共有することを目的としています. (ISIT論文紹介セッションとしていますが,ISIT以外の論文も歓迎致します.)
- 特に,「オリジナルな研究成果はないけれど,読んだ論文の内容紹介ならばできる」という学生の方からのお申込みを期待しております.
- 発表をご希望の方は
8/38/8までに 論文紹介 講演申込フォームから登録してください. - お申込みの際は,既に申し込まれている論文以外の論文をお選び頂きますようお願い致します. (発表時間は,発表者数に応じて1人あたり20分--30分を予定しております.)
お問い合わせ
本ワークショップに関するお問い合わせは,実行委員会アドレス ECC-WS2018@list.waseda. (@より前のアルファベットを小文字にして末尾にjpを付加してください)宛にお願いします.