日程 2018年9月3日(月) 〜 9月5日(水)
会場清温荘 (岩手県盛岡市)
主催 電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ
併催 電子情報通信学会 情報理論研究会
実行委員会 堀井 俊佑(早稲田大学,委員長), 高田 豊雄(岩手県立大学), 中島 規博(名古屋工業大学), 野崎 隆之(山口大学), 細谷 剛(東京理科大学), 安永 憲司(大阪大学)

 

開催趣旨

プログラム

本年の実施形態

会場について

場所

会場: 清温荘

アクセス方法

アクセスの詳細はこちらをご覧ください.

盛岡駅から公共交通機関で清温荘に向かう方法 岩手県交通バス 繋鴬宿線,繋温泉下車 時刻表は以下の URL で御覧頂けます. こちら

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昼食について

スケジュール

依頼講演

以下の依頼講演を予定しています(敬称略).


依頼講演1: 松本 隆太郎(名古屋大学)
【題目】秘密分散法における量子超越性の符号理論にもとづく探求
【概要】量子超越性とは、古典物理学にもとづく情報処理では実現出来ないが量子力学にもとづく情報処理では実現出来る有用な性質の総称である。そういう量子超越性は今までにいろいろ報告されているが、講演者は秘密分散法のアクセス構造においても存在することを[[5,1,3]]量子誤り訂正符号による具体例を一つだけ挙げることで示した。しかし、秘密分散法のアクセス構造における量子超越性が他にも存在するのかどうか明らかではなかった。本講演では、秘密分散法のアクセス構造の非存在定理と特定のパラメータを持つ量子誤り訂正符号の存在を組み合わせてアクセス構造における新たに見つかった量子超越性を報告する。


依頼講演2: 熊野 裕太(東芝メモリ)
【題目】フラッシュストレージに向けた完全M部グラフ符号の設計と評価
【概要】グラフ符号とは,無向単純グラフとその各頂点において定める線形符号を用いて構成する組み合わせ符号である.特に,頂点集合がM個の独立集合に分割される完全M部グラフ上でグラフ符号を構成すると,フラッシュストレージに適した特性を持つ積符号を拡張した符号となる.本講演では,与えられた符号条件に適合した完全M部グラフ符号を設計することで良好な復号性能が得られることを示すとともに,企業の一技術者から見たフラッシュストレージ向け符号に求められる性能や課題について述べる.


依頼講演3: 堀井 俊佑(早稲田大学)
【題目】分散コンピューティングへの誤り訂正符号の応用に関する研究動向
【概要】近年、機械学習などで処理をするデータの量は飛躍的に増加しており、コンピュータ単体の性能を向上させるだけでは高速に処理をすることが困難になっている。そこで、データを多数のコンピュータに分散して並列処理を行う分散コンピューティングの研究が盛んに行われている。分散コンピューティングにおいては、並列処理を行うコンピュータの数が多くなれば処理時間は単調に減少するように思われるが、実際には、ある一部のコンピュータの計算が遅い、あるいはネットワークの問題により通信ができなくなるコンピュータが存在すると、全体の処理時間が増加する可能性がある。計算の遅いコンピュータや通信できなくなるコンピュータはStragglerと呼ばれる。また、分散処理を行う際に処理するデータを配布する際の通信量がボトルネックとなり、全体の処理時間が増加する場合もある。これらのStragglerの問題や、データ配布に必要な通信量の問題を誤り訂正符号の技術により解決をしようとする研究が注目を浴びている。本講演では、分散コンピューティングの幾つかの数理モデルと、誤り訂正符号の応用に関する最近の研究動向について紹介する。


ISIT論文紹介セッション

第7回誤り訂正符号のワークショップでは,企画セッションとしてISIT論文紹介 セッションを設けます.

お問い合わせ

本ワークショップに関するお問い合わせは,実行委員会アドレス ECC-WS2018@list.waseda. (@より前のアルファベットを小文字にして末尾にjpを付加してください)宛にお願いします.


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