日程 | 2015年9月2日(水) 〜 4日(金) |
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会場 | 白山菖蒲亭 (石川県加賀市) |
主催 | 電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ |
併催 | 電子情報通信学会 情報理論研究会 |
実行委員会 |
野崎 隆之(山口大学,委員長),
笠井 健太(東工大),
萩原 学(千葉大),
廣友 雅徳(佐賀大),
細谷 剛(東京理科大),
八木 秀樹(電通大),
安永 憲司(金沢大学)
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開催趣旨
- 本ワークショップは,誤り訂正符号およびその関連分野について, 従来の研究会の形式にとらわれることなく,より突っ込んだ議論を行う場を提供します.
- 前身である「LDPC符号ワークショップ」からスコープを広げ, より多くの方が興味を持ちやすく, 参加しやすいワークショップを目指しています.
- ワークショップでは一般セッション、特別講演などを設けます.
- 一般セッションは、参加者から申込み頂いた講演で構成されます。 オリジナルな研究成果の発表に限らず,チュートリアルやサーベイ, 他者の研究紹介,問題提起,国際会議報告といった誤り訂正符号の研究動向に関する発表も広く歓迎します.
- 特別講演は、招待講演等で構成されます。
プログラム
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9月2日(水)
- 13:00-13:30 受付
- 13:30-14:15 [特別講演1] 講演者:内川 浩典 (東芝)、座長:廣友 雅徳
- 14:30-15:10 [特別講演2] 講演者:金子 晴彦(東工大)、座長:廣友 雅徳
- 15:10-15:30 休憩
- 15:30-17:40 一般講演枠1 (座長:細谷 剛)
- 15:30-16:00 森 宏樹 (名工大) フォールト消失BP復号器のモデリングと密度発展法に基づく性能解析
- 16:00-16:30 岡崎 卓弥 (東工大) 空間結合MacKay-Neal符号が二元消失通信路において通信路容量を達成するこ との証明
- 16:30-16:40 休憩
- 16:40-17:10 河田 貴久 (名工大) 関数体上の符号と改良ゴッパ符号の比較
- 17:10-17:40 西新 幹彦 (信州大) 秘密分散法の非確率的な定義について
- 9:00- 9:50 [入門講義1] 眞田 亜紀子 (電通大)、座長:野崎 隆之
- 10:00-10:50 [入門講義2] 萩原 学(千葉大)、座長:野崎 隆之
- 11:00-11:50 [入門講義3] 松井 一(豊田工大)、座長:野崎 隆之
- 11:50-13:20 休憩
- 13:20-15:30 一般講演枠2 (座長:八木 秀樹)
- 13:20-13:50 参加学生による自己紹介
- 13:50-14:10 萩原 学 (千葉大) Helberg符号の複数削除/挿入誤り訂正性の証明の話
- 14:10-14:30 中島 規博 (豊田工大) 符号のLocalityとAvailabilityについて(サーベイ)
- 14:30-14:40 休憩
- 14:40-15:00 野崎 隆之 (山口大) WOM符号とパンクチャについて
- 15:00-15:20 野崎 隆之 (山口大) 国際会議報告 ``IEEE ISIT2015''
- 15:20-15:30 和田山 正 (名工大) 国際会議報告``FIRST IEEE SEMINAR ON FUTURE DIRECTIONS IN INFORMATION THEORY AND COMMUNICATIONS''
- 15:30-15:50 休憩
- 15:50-16:40 [特別講演3] 森 立平(東工大)、(座長:笠井 健太)
- 16:50-17:40 [特別講演4] 藤原 祐一郎(千葉大)、(座長:笠井 健太)
- 18:00- 懇親会(要申込)
- IT研究会
9月3日(木)
9月4日(金)
本年の実施形態
- 電子情報通信学会 情報理論研究会(IT研究会)との併催です. ワークショップの参加者は,IT研究会・ワークショップの区別無く,各セッションにご参加頂けます.
- ワークショップの参加には,参加申し込みが必要です. ワークショップの参加・宿泊を希望される方は参加・宿泊申込フォーム から登録してください.
- 本ワークショップは合宿形式で行います.本年度の宿泊先は,原則,白山菖蒲亭をご利用頂きます.
- 宿泊は実行委員を通じての申し込みをお願いしています。 白山菖蒲亭の宿泊数には制限があり、申込者多数の場合は先着順とさせて頂きます. できる限り早くお申し込みください.
- 講演にはワークショップ枠とIT研枠の2種類があります。
- ワークショップ枠(2・3日)での発表は予稿は出版されません. ワークショップ枠では,オリジナルな研究成果の発表に限らず誤り訂正符号に関連する話題のチュートリアルやサーベイ, 他者の研究紹介,問題提起,国際会議報告などの発表も広く歓迎します. ワークショップ枠での講演を希望される方は 講演申込フォーム から登録してください. 講演申込ページにアクセスできない場合は,実行委員会までメールでご連絡ください.
- IT研枠での発表には,電子情報通信学会 技術報告誌に掲載される予稿の執筆が必要になります. 新規性を伴うまとまった研究の成果は,IT研枠(IT研究会、4日)にて発表下さい. 研究会発表申込システムから申込みいただけます.
- ワークショップでは、企画講演として招待講演,特別講演などを予定しています.
講演申込み (一般セッション)
- 講演には事前申込が必要です. ワークショップでの講演とIT研究会での講演は、申し込み方法が異なります.ご注意ください.
- ワークショップではオリジナル研究成果の発表に限らず, 誤り訂正符号に関連する話題のチュートリアル・サーベイ・他者の研究紹介・問題提起・ 国際会議報告といった発表を広く歓迎します. 講演を希望される方は 講演申込フォーム から申込みください.
- ワークショップ枠での発表には,予稿の執筆・出版はありません.
スケジュール
7月 2日(木) ワークショップ講演申込 受付開始
7月13日(月) ワークショップ参加申込/宿泊申込/懇親会申込 受付開始
8月 3日(月) ワークショップ講演申込 締切
8月 3日(月) ワークショップ参加申込/宿泊申込/懇親会申込 締切
8月10日(月) ワークショップ講演申込 締切:延長しました
8月10日(月) ワークショップ参加申込/宿泊申込/懇親会申込 締切
8月10日(月) 振込締切
9月2日(水)〜4日(金) ワークショップ開催
- 2日 ワークショップ
- 3日 ワークショップ(ワークショップ後に懇親会を開催予定)
- 4日 IT研究会
参加・宿泊申し込み
- ワークショップ期間(2・3日)内の講演を聴講される方は、 ワークショップへの参加申込みが必要です.参加費が発生します.
- ワークショップの参加・宿泊を希望される方は参加・宿泊申込フォーム から登録してください.
- IT研期間(4日)内の講演のみを聴講される場合, ワークショップへの参加申し込みは必要ありません. 参加費は発生しません.
- 3日(木)の夜に懇親会を予定しております. 3日宿泊を申し込まれた方には, ワークショップ運営として宿泊・食事を取りまとめる都合上, 懇親会への参加をお願い致します.
- 実行委員会を通さずに会場ホテルにご宿泊の場合, 通常の夕食を懇親会に振り替えることはできません. 懇親会に参加される場合, 懇親会費を別途頂戴することになりますのでご注意ください.
- 参加費,宿泊費,懇親会費の料金は 料金表 でご確認ください.
- 料金のお支払い方法は,参加・宿泊申込ページからダウンロードできる『申込内容連絡フォーム』でご確認ください. こちら からダウンロードできます.
特別講演
特別講演1:内川 浩典 (東芝)【題目】 プリコードの無いプロトグラフに基づくLDPC符号の設計とMLCフラッ シュメモリのセル間干渉抑制について
【概要】 本講演では,講演者がUC San Diego滞在時に得た2つの研究成果について述べる. 1つ目は,プリコード(パンクチャ)ノードを持たないプロトグラフに基づく LDPC符号 の設計に関する研究で,提案する設計手法により,既存のLDPC符号よりも良好な 復号性能を持つLDPC符号が得られることを,計算機シミュレーションにより示す. 2つ目はMLCフラッシュメモリにおけるセル間干渉抑制に関する研究で,セル間干渉 によって発生する読み出し誤りの様子を測定データを交えて紹介した後, ランレングス制限符号を用いることでセル間干渉による読み出し誤りが低減される ことを,実際のフラッシュメモリを使った実験結果により示す.
特別講演2:金子 晴彦(東京工業大学)
【題目】 挿入/削除/反転誤り通信路に対する誤り訂正符号
【概要】 挿入/削除/反転(IDS:insertion/deletion/substitution)誤り訂正符号は, 磁気記録媒体のひとつである Bit patterned media (BPM)などに有効に適用 できることが期待される.本講演では,BPMを対象としたIDS通信路のモデル 化,マーカーとLDPC符号を用いたIDS誤り訂正符号化法,復号アルゴリズムと その高速化法,等について研究成果を紹介する.
特別講演3:森 立平(東京工業大学)
【題目】 ホログラフィック変換とループ計算
【概要】 ホログラフィック変換とはファクターグラフの分配関数に対する表現の変換であり 符号理論における MacWilliams の恒等式の一般化でもある。 本発表では最近発表者によって考案されたホログラフィック変換の新しい解釈を 紹介する。 また、符号理論、機械学習でよく用いられるアルゴリズム belief propagation に関係する loop calculus と呼ばれる等式がホログラフィック変換から導出されることを紹 介する。 さらに発表者によるホログラフィック変換の理解を用いると belief propagation と loop calculus を 量子力学や一般確率論に対してごく自然に一般化できることを紹介する。
特別講演4:藤原 祐一郎(千葉大学)
【題目】 What if my syndrome is not reliable either? Coding theory for somewhat fault-tolerant quantum computing
【概要】 We consider error correction based on syndrome decoding in a situation where the extracted syndrome may also be erroneous. The simplest toy model is faulty decoding with a binary \([n,k]\) linear code \(\mathcal{C}\) with its \(m \times n\) parity-check matrix \(H\) over a binary symmetric channel, where the extracted syndrome \(\boldsymbol{s}\) of a received vector \(\boldsymbol{y} = \boldsymbol{c}+\boldsymbol{e}\) with \(\boldsymbol{c} \in \mathcal{C}\) and \(\boldsymbol{e} \in \mathbb{F}_2^n\) is the sum \(\boldsymbol{s} = H\boldsymbol{y}^T + \boldsymbol{f}\) of the correct syndrome \(H\boldsymbol{y}^T\) and a random binary vector \(\boldsymbol{f} \in \mathbb{F}_2^{m}\) chosen from some probability space. In other words, the channel produces noise \(\boldsymbol{f} \in \mathbb{F}_2^{m}\) on the syndrome bits on top of the usual noise \(\boldsymbol{e} \in \mathbb{F}_2^n\) on the transmitted codeword. This talk focuses on how this simple scenario is related to the phenomenological error model in the context of fault-tolerant quantum information processing and what we can do with combinatorics.
入門講義
入門講義1:眞田 亜紀子 (電気通信大学)【題目】Constrained coding and its applications for data storage media
【概要】 Constrained coding is a coding scheme which can reduce the likelihood of errors when noise patterns in the channel are anticipatable. More precisely, constrained coding encodes data so that encoded data does not have sequences which can be easily affected by the noise. It has been mainly used in data storage media such as CDs and DVDs.
In this talk, we first cover the fundamental concepts and important results on constrained coding. Indeed, the study of constrained coding has a strong relationship with graph theory, so we will see how graphs are used to compute the capacity or to construct an encoder/decoder. We then briefly discuss an application of constrained coding towards flash memories.
入門講義2:萩原 学(千葉大学)
【題目】置換符号〜Ulam距離、Kendall-tau距離、ユークリッド距離など〜
【概要】一般に、置換符号は二元符号でも線形符号でもない。 さらには、 ハミング距離ではない幾つかもの距離構造(位相構造)を考慮する 独特の体系が拡がるクラスである。 本講義では、基本的な距離構造を軸に、 置換符号ならではの話題を紹介していく。
入門講義3:松井 一(豊田工業大学)
【題目】符号理論と離散フーリエ変換
【概要】符号理論,特に誤り訂正符号と離散フーリエ変換(DFT)には深いつな がりがある.本講演では,符号理論とDFTの導入から説き起こし,1次元や多次元 のDFTがどのように用いられているか,また各種の高速DFT(FFT)との関係につ いて述べる.最後にこの分野における講演者の最近の結果を分かり易く紹介する.
会場へのアクセス
会場: 白山菖蒲亭
- 住所:石川県加賀市山代温泉桔梗丘4-34-1
- TEL: 0761-77-0335
会場へのアクセスの詳細はこちらをご覧下さい.
9/2(水)には 加賀温泉駅と白山菖蒲亭との間で送迎バスが運行されます. 発車場所は加賀温泉駅の改札口を出た辺りです (加賀温泉駅の改札口は1つのみです). 発車時刻は11:35, 12:20, 13:00の3回です。
お問い合わせ
本ワークショップに関するお問い合わせは,実行委員長 野崎(tnozaki@yamaguchi-u.ac.jp)宛てにお願いします.