ISIT2017に投稿した論文の査読結果

国際シンポジウムISIT2017へ投稿した論文の査読結果が届きました。

萩原研からは2本投稿しました。

1本は私の単著、もう1本は学生(D2)が筆頭の私との共著です。

どちらも採択頂きました。
ありがとうございます。

ISITに採択されると、やっぱり嬉しいです。
情報理論・符号理論では、やっぱり世界最高レベルの会議ですから。

僕の単著論文に対する評価やコメントを幾つか紹介したいと思います。
ちなみにその論文は削除誤り訂正符号、完全符号に関するものです。

まず、ビックリしたのですが、レビューアー数が6人でした。
一般査読者が4人、TPCが2人だと思います。

一般査読者の評価としては、1~5の5段階評価(5が最高)で
3人が評価5、1人が評価1でした。

まさかの両極端!

TPCでは1人が評価3、もう1人が評価5でした。

好評価を下さった査読者からの良いコメントは

Novelty and coming up with a nice construction for deletion errors which is generally considered to be a hard topic.

Interesting results have been presented on the perfectness of deletion correcting codes that can correct single adjacent balanced deletions. The author also provided interesting links to other areas, where this new work can play a role.

Considering that these are novel results in an area of deletion correction that has not really been investigated before, and it would be of interest to other researchers in the same field

This paper considers coding design for a specific type of deletion channels. In general, addressing coding design for channels with synchronization errors is quite challenging.

In general, addressing coding design for channel with synchronization errors is quite challenging.

などでした。

やっぱり、削除誤り訂正符号は難しい研究なのだと再確認しました。

一方で、査読者からの鋭いコメントは

This paper considers a very special case of deletion channels which is not a general model and does not cover any practical synchronization error channel model.

The channel model is not motivated at all and the presentation is not sufficient at this point.

The motivation is rather weak. I think that the paper can be better motivated.

などでした。
この論文では特殊な削除誤りに焦点を当てており、非常に人工的なシナリオとみなせるためです。
そして、それはもっともな指摘です。

僕としては理論的に面白い現象をみつけたので、ISITで発表して工学的な意見を聞きたいと思っていました。
査読者の意見は、まさにその弱みを指摘して下さってました。
聴講者と議論させて頂いて、実用的な意義を発見できたら最高だと思っています。

というわけで、最高評価と最低評価を同時にもらえたのは、納得のいくものだと思ってます。
当日の発表が楽しみなのです。

火花:32

長年使っていたドライヤーに別れを告げました。

電源ケーブルが痛んでしまったので、
買い替えようと思っていた矢先に、
ドライヤーが火花を吹きました。

カーペットが焦げました。

おぉ、怖い。


そんな僕ですが、良いこともありました。

ケンブリッジ大学出版(Cambridge University Press)から出版されている
ミヌスクル表現の組合せ論(Combinatorics of Minuscule Representations)という数学書に
僕の名前が載っていました。

この本です。
数学の分野で言うと、表現論とか代数とか組合せ論に分類される内容です。

amazonのリンクはこちらです。

著者はコロラド大学のRichard Green教授。
2013年に出版されました。

で、僕の名前はというと、
第2章の最後に書かれていました。

The notion of p-interval is due to Hagiwara [32, section 2].
The notion of quotient heap is also essentially due to Hagiwara [32].

日本語にすると

p-intervalの概念は、萩原[32、第2節]によるものである。
商ヒープの概念も本質的に萩原[32]によるものです。

by Google翻訳。

要するに、書籍で紹介されている概念の発明者として僕の名前が書かれていた
ということです。

ちなみに、この[32]というのは次の論文です。

Manabu Hagiwara,
Minuscule heaps over Dynkin diagrams of type A,
The Electronic Journal of Combinatorics, Vol. 11, Issue 1 (2004), #R3.

ダウンロードはこちら

大学院生時代の研究成果です。

数学書に意味のある形で名前を書いて頂けたのは、
とても光栄に感じます。


数学書に自分の業績を書いてもらえる機会なんて、
そうあることではないので、ブログの記事にさせて頂きました。

符号理論でも名前を書いて頂けるように、
頑張れよ! >俺

驚かれること2つ

ここ最近の出来事なのですが、
人に話すと驚かれることがありました。
2つ書き残しておきます。


クレジットカードを不正利用されました。

限度額50万円に設定していたクレジットカードに
見覚えのない請求が96万円も!!

僕が日本で、大学で普通に仕事していた日に
 ・ドバイのスーパーマーケットで64万円、
 ・アブダビの電気屋さんで32万円、
それぞれ使用されたようです。。。

僕は、カード会社のホームページを使って、
定期的に利用状況をチェックしているので、
すぐに不正利用に気づきました。

クレジットカード会社の窓口に電話をかけ、状況説明し、
対応してもらいました。

実は、クレジットカード会社側でも気づいていたようです。
同時期に、不正利用追跡グループのような部署が、
私宛にコンタクトをとろうとしていたようです。

結果的には私の口座からの引き落としは
発生せずに済みました。

どうやら、この手の出来事は珍しくないようです。

 私も経験あり!!

という声を数名の方から頂きました。


話は変わって、健康関係。

先日、胃カメラを初体験。

実は6年くらい、のどの調子が悪くて困っていました。
声が枯れたり、咳が出たり。

いろいろと検査を進めて行くうちに、
ついに、
昨年から大学病院で検査をしてもらっていました。

検査が進むうちに、
 胃酸が原因
ということがわかってきました。
胃酸によって、声枯れ、喘息、胸やけなどの症状が出るとのこと。

僕が小学校くらいから悩まされてきた胸やけは、
胃酸が原因だったようです。

#うちの親が、成長期は骨格とかが変わるから痛くなるんだよ、
#と言っていたので、そういうものだと信じていました。

#親の素人考えを信じなければ、もっと早く発見できたかも知れません。

#この歳になって振り返ると、健康関係のことで、
#うちの親の言うことはデタラメばかりでした。> 例:コゲを食べると癌になる。果物は体に良い。
#でも、子供の頃は気付けなかった。

そしてごく最近、胃カメラ+食道の内圧計、という2つの検査を受けました。
胃酸が喉にまで影響を与える原因を絞り込みました。

結果は
 食道裂孔ヘルニア
でした。

胃が食道にまで上がっている病気でした。

今後の治療は、
 入院+手術
という予定です。

手術で治るようなので、
安心しました。


そんなこんなですが、
自分としてはケロッとしています。

人に話すと驚かれます。