Google Scholarには、自分が書いた論文に対する引用件数を表示する機能がある。引用されるということは、自分の研究成果が、誰かの新たな研究の動機になったり、ツールとして応用されたりしたということ。研究者としては光栄なこと。
引用件数は大きく分けて2通り集計されている。
・論文毎の引用件数。
・年毎の引用+公開件数。
である。
後者に関して、2024年12月1日時点での状況をキャプチャしたのが以下。
2017 63件
2018 83件
2019 59件
2020 69件
2021 94件
2022 87件
2023 74件
2024 95件
今年は記録を更新しました。
やんややんや。
まだ今年は一カ月残ってるから、もっと増えるかも知れない。
最近特に引用されているのが、量子誤り訂正符号関係の論文。
その分野での僕の成果は主に2通り。
・量子LDPC符号の構成(2007年~2012年頃の研究)
・量子削除誤り訂正符号の構成(2020年~の研究)
前者は10年以上前の研究成果だけど、何やら世界中からの引用が増えている。
後者は、日本を中心に、シンガポール・アメリカ・イギリスからも。
研究者としてはお会いしたこともない世界の人たちが、自分の論文や名前に触れてくれることが非常に嬉しい。しかも、10年以上前に考えたことが、世界に小さくても影響を与えている。何やらロマンチックだと思う。