教員の立場として、
千葉大学生(特に、数学・情報数理学科)に足りないことは何か
を1つだけ挙げるとすると
自主ゼミに割く時間
と僕は思っている。
自分は、恥ずかしながら、学部1,2,3年生と
#正確には小中高+大学1,2,3年の期間
ほとんど勉強どころか授業にも出席してなかったので
学生は勉強に励むべきだ!
と「べき」という表現を使いづらい。
学部4年生でゼミというものを知ってから、
勉強の仕方を教わり、
教科書を自力で読めるようになった。
それから、おそらく4年生の後半には、
友人たちと自主ゼミを開き、
何がしか数学を学んでいたような、
そうでもなかったような気がする。
大学院に入ってからは、
自分の研究だけでは不十分な点を
後輩や他大学の学生と一緒に自主ゼミなどを開いて
勉強してきた。
これ(自主ゼミ)がかなり効果的で
数学の知識を身につける
最高の手段と言うことを実感した。
自主ゼミという文化は、
旧帝大系だと、わりと普通にやられているものらしい。
旧帝大系とは、北大、東北大、東大、名古屋大、京大、阪大、九大のこと。
千葉大学の数学・情報数理学科というと、
僕が着任してから学部生・大学院生と話していても
自主ゼミを開催している雰囲気をみたことも聞いたこともない。
これが、数学を学ぶ上で、大きなハンデになっているのだが
気づいていないようだ。
時々、学生に
自主ゼミ、やったほうが良いよ
と言っても、何が良いか
伝わっていない様子。
うーん、
残念!!