役立たずの英語と数学

初めてアメリカに行った時の話。
就職して最初の年に、出張でフロリダへ行きました。

その頃、全く英語が話せず、聞き取れず。
という、社会人にあるまじき状態でした。

レストランでハンバーガーを注文。
店員さんが何か聞いてきました。
僕の耳では
 「キャッシュ or カード?」
と言っているように聞こえた。
キャッシュ=現金払い、カード=クレジットカード払い。
そこで
 「キャッシュ」
と返答。
すると店員がケチャップを持ってきました。
どうやら、聞いてきたのは
 「ケチャップ、マスタード?」
だったらしい。
気づいてみて、赤面。

その後も感じ続けたのだけど、
日本で日本人から学んだ英語は殆ど役に立たず。
一方で、海外に行って、
わからなくても無理くりに話して覚えた英語は非常に便利。

だから、「英語が苦手だから海外はちょっと」という発言を聞くと、
 そうじゃないのに
って思えるようになりました。

アメリカじゃ、子供でも話してるのだから、
英語がそんなに難しいわけがないのです。

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ところで、しばしば
 数学が何の役に立つ?
みたいな発言を耳にします。

恐らく、ここでいう数学というのは、
専門家ではなくて一般の人がイメージする数学だと思われる。
つまり、大学の数学科で学ぶことではなくて、
中学や高校で習う数学。

確かに、これらはあまり役に立たないと思う。
その理由として、
 高校数学は具体的すぎる
だと思ってる。

そういう方々に一言伝えたい。
大学の数学は良いです。

社会で役に立ち、
仕事に直接使えます。

その理由は
 大学の数学は、適度に抽象的
だと思ってる。
つまり、高校数学の逆の価値。

抽象化することで、
応用がぐっと増える。
色々なことがシンプルに記述できるようなる。
便利です。

大学院修士課程(博士前期課程)も適度な感じ。

大学院博士後期課程くらいの数学だと、
場合によっては抽象的過ぎるかも。

高校数学が悪いというわけじゃないです。
受験勉強的に面白いし。
パズルゲームをやってる感じで楽しい。
ここで書いたのは、
仕事とかで役に立つか、という話。

役に立つのが良いことかどうかは、別の話。

さて、写真はおまけ。

写真 2014-09-27 11 01 42

アンバサダーホテルの前でパシャリ。
ディズニーリゾートって、我が家からプラッと行くのに良い距離。
宿泊しなくても、食事とかティータイムとか買い物とか、
気軽に使ってます。