大学院修士課程の時、僕の研究テーマは
Aチルダ型のアフィンワイル群の生成系をA型のワイル群へ自然に写した時の生成系による長さの研究
でした。
その当時、この問題がさっぱり進まず。
例をいろいろと計算し、
最長元の構造の予想をまとめたものが
修士論文となりました。
自分的には、出来が悪くて悔しい1本でした。
それから15年。
いま、ハワイで開催されている
IEEE Symposium on Information Theory 2014
と呼ばれる、情報理論や符号理論における世界最大のシンポジウムに参加中です。
そこで、フラッシュメモリ(SDカードやUSBメモリなど)の技術の研究を聞いていたのですが。。。
私が修士課程の時に取り組んでいた問題が、そこで語られていました。
しかも、私は予想でしかなかった命題が、肯定的に解決されていました。
まいった。
なんというか、
完敗。
しかし、不思議。
まさか、15年たって、
完全に別の分野で同じ話に出会うとは。
数学でがっつりと記述されるのに、
産業的に不可欠な技術である、
符号理論ならではの魅力なのかも。
そんな、ハワイでの出来事でした。
