8月20,21日の二日間、
大学院博士前期課程(いわゆる修士課程)の入学試験が行われています。
20日は学力検査。
午前は 英語 2時間。
午後は 専門 4時間。
という長丁場。
受験生の方々、お疲れ様でした。
この学力検査に合格した人だけが、
21日の口頭試問を受けられます。
学力検査の合否結果は、
21日の昼に発表されました。
合格者は31名でした。
1,2か月に1度くらいのペースですが、
Gabidullin符号とその応用の勉強会を行っています。
現在のメンバーは、
城西大学 井沼准教授
岡山大学 成瀬教授
千葉大学 萩原(私)
です。
Gabidullin符号は、リード・ソロモン符号の多項式表現を、
linearized polynomialの視点で拡張した理論。
拡張を、有限体上の空間からとらえれば
リード・ソロモン符号の符号語は ベクトル
Gabidullin符号の符号語は ベクトル空間
と、異なる意味づけが得られます。
距離の概念も拡張され、
リード・ソロモン符号では ハミング距離
Gabidullin符号では 空間の次元から定まる距離
と、意味が拡がります。
1つのベクトルに対して、
ハミング距離 ≧ 空間の次元から定まる距離
が従うため、
ハミング距離の意味で訂正可能な誤りは、
空間の次元から定まる距離の意味でも、訂正可能となります。
つまり、真に、誤り訂正の性能が向上されることがわかります。
これからも、1,2カ月に1度のペースで勉強会を開催する予定。
非常に、楽しい勉強会になっています。