林君(93年、千葉大学理学部数学科入学)、萩原研究室を訪れる

千葉大学の同期が、研究室にきてくれました。

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林君。

変わってなかった。

あんまりにも変わってないから、
 懐かしいね。
 昔はこうだったよねー。
みたいな気持ちにならず。

まるで、連日学校で顔を合わせているような気分に。

林君は、
彼が働いている業界 CRO とは何かを
後輩(数学・情報数理学科の学生)に、
解説しにきてくれたのです。

学生に混じって僕も解説を聴講。
僕の理解だと
 医薬品メーカが実験を行う際、
 実験データを正確に解析したい、
 さらに、実験データの取得の効率を上げたい、
 という要求がある。
 それらを実現するための、
 具体的な実験計画を立てる。
という仕事をしているようです。

統計、情報数理、解析などの複数の高度な数学を駆使しながら
実験計画を考える。
数学者が実世界に活躍できる興味深い業種でした。

ちなみに、うちの妻は、CRO業界に以前から注目していたとのこと。
僕は初耳だったのに。

さすがだ、うちの妻。
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写真は、うちの妻によるエメラルドスプラッシュ。


fabとビッグデータとホームセンター

今日現在の研究キーワード
 「fab(ふぁぶ)」「ビッグデータ」
をご存じ?

「fab」というのは
 個人レベルでなんでも、楽しくものづくりしちゃおう。
という意味。
パーソナルファブリケーションの略。

情報技術が革新的に進んだこと。
それを応用して、物理的なものづくりが簡単になったこと。

例えば、ワイドショーなどを騒がせている
 3Dプリンター
の利用。
花瓶、コップ、インテリアなど、自分で好きなものを自宅で作れちゃう。

「ビッグデータ」というのは
 少し前のスパコンでも手に負えなかったほどの大量のデータの処理を、
 最近のパソコン(場合により複数台)を使うことでデータ活用できてしまう、
 最新の計算方法とデータの組合せ。そして、実社会への活用。
という意味。

これまでは顧客データや天候データなどが大量すぎると、
手に余ってしまい、意味のないものにしかならなかった。
ところが最近は、そんなデータからも、顧客の癖とか
異常天候の予測なども掘りだせるようになりました。

ここまでは、現在の話。

僕の予測では、これらを利用したビッグビジネスが、
今後10~20年のビジネス界を賑わせる。

そして、僕の直観だと、これら二つが独立したものだけでなく、
組み合わせたものに大きな市場が産まれる気がする。

そこで注目したいのが、ホームセンター。
ホームセンターに売られている大量の品々。
どうやって活用すると実生活が豊かになるか、
fabとビッグデータの技術を組み合わせることで
革新的な利用方法が産まれるだろう。

つまり、
 個人個人が、好みに合ったインテリアを、自宅で「気軽に安価に製造」できる。

そういう社会がやってくるのでは。


千葉駅がさー!

娘(まりな、Marina:2歳2カ月)の口癖というか、なんというか。

 まりな「あのさー」

と口を開いたと思うと

 まりな「千葉駅がさー」

と続き

 まりな「いちごと! メロンと!」

そして、そして

 まりな「あと、何だっけ?」

という不思議な展開。

油断すると

 まりな「千葉駅がさー!」

と、千葉駅の話をしてきます。
うーん。意味がわからん。

あまりにも意味がわからなくて、
 意味不明=千葉駅
という公式ができそうな気分。

#そんなことを、数学者が言うべきでないわけですが、御愛嬌。

ニュースとかで、悪い事件が起きたときとか、
 アナウンサー「犯人は現場近くで身柄を確保されましたが、意味不明なことを口にしているとのこと」
なんて聞くと
 犯人「千葉駅がさー!」
とか言ってるシーンを想像してしまう。

何故に、娘が千葉駅と口にするのかは
良く分かりません。
とりあえず、親として、
一度くらい千葉駅に連れて行ってあげようと
思ってます。