情報数理学特論 I 第11回

第9~12回は
 動画「Secret Sharing Explained Visually 」
の内容を学びます。

第12回の終わりに課題を出します。
指示に従い提出して下さい。

必要に応じて
 「字幕」を利用したり、
 「再生速度」を調整して、
内容を理解していきましょう。

以下、動画を理解する為のヒントを記載します。

第11回は
動画の
 4:01~6:00
の理解を目指します。

■4:01~4:30

2d space は 二次元空間 という意味です。実空間に制限せず、有限体上の幾何学を思い浮かべると良いと思います。

point は 点、 line は 直線 という意味です。


■4:31~5:00

redundancy は 冗長 という意味です。冗長と言えば符号理論の parity bits があります。情報理論でも冗長の考察や活用が大切です。

秘密分散が幾何学的に、というと大げさですが、放物線や3次曲線の延長として理解できるという流れを楽しみましょう。


■5:01~5:30

parabola は 放物線 という意味です。中学数学を応用することで、情報の安全性を保護できるという話。ということは、非常に抽象化された大学数学は応用の宝庫だと思えちゃいますね。

さて、ここで乱数性はどのように活用されているでしょうか?乱数でなかったら安全性は変わるでしょうか?
考えながら動画を視聴しましょう。


■5:31~6:00

1変数多項式(例として放物線)と代入によって情報を定める。さらに多項式を特定する為の条件。
線形代数でいうファンデルモンドの行列式を思い出すと思います。
符号理論の講義をとっている学生は、リード・ソロモン符号の議論に似ていることに気づいたのではないでしょうか。