Q. 卒業研究は何を行いますか?
A. ゼミ形式でテキストの輪講を行います。
輪講は千葉大学理学部 数学・情報数理学科の標準的な卒業研究です。
千葉大学だけでなく、大学の数学科の標準と言えます。
Q. ゼミの頻度は?
A. 学部生のゼミは、週に1度90分を目安に行います。
必要に応じて週に2度になる場合もあります。
第3ターム(夏休みに相当)、第6ターム(春休みに相当)は通常は開催しません。
Q. 求められる学生像は?
A. 多様な話題・新しい話題に興味を持って取り組める学生は好ましいです。
大学や研究室のイベントが苦手な学生は難しいと思います。
(例:理学部の草むしり。研究室の忘年会。学会参加。)
Q. 研究室内の交流の機会はありますか?
A. 普段はゼミ(卒業研究:週に1回程度)の前後に、
ランチを一緒に取ることが多いです。
雑談+情報交換などの機会としています。
来客時(他大学や企業の方にご講演頂いたときなど)は、
懇親会を設けることが多いです。
他に、新人歓迎会・忘年会など、
季節を口実に飲むこともあります。
Q. 発表形式は板書(黒板+チョーク)式ですか、スライド式ですか?
A. 板書での発表を中心にしつつ、必要に応じてスライドも利用します。
千葉大数学・情報数理学科の発表形式は板書が標準的です。
板書での発表を身に着けることは、卒業研究の目標の1つと考えて良いと思います。
一般的に、大学院入試の口頭試問では、板書の発表力が評価されることが多いことも注意しておきます。
一方で、学会発表の練習、オンラインでのゼミ対策、アニメーションやプログラムの動作発表などの際に、スライドを使った発表も取り入れています。
Q. 配属前に勉強/復習しておくと良いことはありますか?
A. 学部1,2年生の線形代数をある程度わかると望まれます。
Q. 配属学生の進路の傾向は?
A. 学部卒で就職:特定の分野に偏らない傾向にあります。(例:SE、消防士、公務員)
学部卒で進学:数学・情報数理学系の大学院。
博士前期(修士課程)卒で就職:主にIT分野のメーカー。
博士後期(博士課程)卒で就職:大学教員。
Q. 学会等に参加したり、発表する機会はありますか?
A. はい、あります。
無料で参加できる研究会が近場である場合は、積極的な聴講を促すことがあります。
一方で他の研究室と同様に、参加費が伴う遠方の研究会・シンポジウム・ワークショップの場合は、発表が伴う場合に参加を認めます。
意欲のある学生が発表を希望する場合には、研究テーマを一緒に模索し、オリジナル成果を目指す指導をします。ただし、学部生で学会発表を行うのは易しいことではありません。成果が出ることよりも、研究を体験することや挑戦することに意味があると考えて欲しいです。