昔は、講義や講演をするときに
定義や定理や証明の細部をわかりやすく語ることが
大切かと考えていました。
ここ最近は、
もっと大切なことがあるのでは
と意識が変化しています。
あくまで、
今日現在の考えとして。
伝えるべきなのは
哲学
と考えています。
それを後押ししたのが2つあって。
まず1つ目。
ビジネス書などに、
しばしば書かれることなんだけど
部長止まりの人は、具体的な解決策に興味を感じる
役員になれる人は、精神論に興味を感じる
という傾向があるらしい。
もう1つは、最近、とある教授と世間話をしていたときに
昔の大学の先生は、講義のあいだ、わけのわかんない能書きを垂れていた。
ところがある時期から、大学の講義方法に外部から注文が入り、
わかりやすい講義を求められるようになった。
これだと、学生が育たない。
なんて、意見が出た。
そんな背景があって、
今回参加したSITA2013では、
なぜ、最近、こんな研究をしているのか
という面を時間を十分にとって
伝えるようにしました。
うまく伝わったか?
途中の写真は、SITA2013の会場「伊東ホテル聚楽」の麓にある
ファミリーマート正面「祇園」で買ったお弁当。
明治天皇に献上したいなりずしで有名なお店。
本文とは関係ありません。