体験 符号理論 ~JST サイエンス・パートナーシップ・プログラム~

JST(科学技術振興機構)の支援を受け、
サイエンス・パートナーシップ・プログラム事業として、
高校生に「符号理論」の講義を行いました。
千葉大学の教員が千葉東高校の学生に
大学で学ぶ高度な数学・情報数理学を教えるという企画です。

期間は8月22,23,24日
どの日も9:00-16:00という、長丁場。

高校生のみなさんが疲れてしまうのでは、と心配していましたが、
最後まで元気いっぱいで講義を楽しんでくれていました。

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講義を担当したのは、私と桜井教授。
私は理論を、桜井教授はプログラミングを、それぞれ担当しました。

以下、講義の内容です。

22日
 午前(担当:萩原) 符号理論と暗号理論について、2 out of n 秘密分散方式の構成法、符号化、復号。
 午後(担当:桜井) Maximaを使った整数剰余環の計算、連立一次方程式の解法。

23日
 午前(担当:萩原) 整数剰余環上の繰り返し符号、ハミング符号、符号化、復号。
 午後(担当:桜井) Maximaを使った再帰計算。階乗の計算、フィボナッチ数列の計算。

24日
 午前(担当:桜井) Maximaを使った、ユークリッド互助法、拡張ユークリッドアルゴリズム、ハミング符号の復号アルゴリズム。
 午後(担当:萩原) LDPC符号とsum-product復号法。グループ討論会。

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こちらは、桜井教授作成のテキスト。
みなさんは、高校生に負けずに解答できますか?

【LINK】JST,サイエンス・パートナーシップ・プログラム