SITA2015参加報告

最近食べたパンの名前が
 フレンチアルプスの天然水とリマーニュの小麦粉 地中海カマルグの海塩で作った自家製プチパン
でした、でお馴染みの萩原です。
こんばんは。

2015-11-24 14.59.11
いまさらですが、
 情報理論とその応用シンポジウム(SITA)
に参加してきました。

開催地は岡山県倉敷市の児島でした。

児島の名産はジーンズ。
日本製のジーンズの9割以上を製造しているとのこと。

2015-11-27 12.55.29

ご当地ゆるキャラは
 Gパンダ
でした。

学会会場の宿泊部屋からの眺めはなかなか。
2015-11-26 12.42.54

瀬戸大橋を臨んでいます。

さて、SITAの話。
日本国内の情報理論や符号理論などの研究者が一堂に会するシンポジウム。
国内の最先端の研究成果がずらっと揃いました。
初日は1つの部屋で「若手研究者のための講演会」が開催されました。
二日目からは一般講演が設けられていました。
各発表時間は20分。4部屋での同時開催。
発表者は国内で活躍する研究者である、
 企業の研究者、
 大学の教員、
 そして学生(学部4年生から博士後期の学生まで)
でした。

私自身が全然知らなかったのだけど、
テレビの放送規格が2016年と2018(もしくは2019)年に変わるのですね。
NHK放送技術研究所の研究員の発表で知りました。
2016年から8K放送が始まり、
さらに、2018(もしくは2019)年には新方式に変わるとのこと。
SITAでは新方式に向けての開発状況が報告されました。
#日本の放送技術は、NHKで新方式を作ったものが民法に伝わっていくので、
#最先端を知るにはNHKの研究成果を知るのが一番なのです。
新方式のために、どんな符号理論が使われるのか。楽しみ。

SITAでは、ナイトセッション的な企画「ワークショップ」があります。
今回は二日目の夜、20:00-23:00の間、
3つの部屋で専門的な話題が並行して講演されました。
私は「圧縮センシング」に関する講演をききました。
オーガナイザは、三村 和史(広島市立大学)先生。
講演者は、坂田 綾香(統計数理研究所)先生と樺島 祥介(東京工業大学)先生でした。
講演中に聴講者からの質問が飛び交い、熱い議論が繰り広げられました。
あまりにも面白かったので、講演資料を樺島先生から譲って頂きました。

萩原研からは2件の成果発表をさせて頂きました。
1件は博士前期課程1年の中野君による
 Coq/SSReflectによる二元消失通信路の通信路容量の形式化
もう1件は私の
 順序のある代数系上の挿入削除誤り訂正符号
でした。
私の講演は多くの方に関心をもって頂いたようで、
講演した部屋が聴講者で一杯になりました。
みなさんありがとうございます。

良い研究成果を発表し続けていきたいと思ってます。>萩原研
一緒に研究してくれる学生、大歓迎です。
#うちの入学試験は例年8月に行われます。
#次回は2017年度入学(試験は2016年8月)です。