講演予定:数学研究所、中央研究院、台北

台北にある中央研究院の数学研究所で講演します。

8月2日の午後3時~午後4時です。
ISIT2017で話した完全符号 for BADs を詳しく話します。
ISITでは講演時間が20分でした。
今回は60分あります。
より詳細に、不思議な現象を述べられると思ってます。

詳細はこちらへ:
http://www.math.sinica.edu.tw/www/default_e.jsp

みなさん、
聞きに来てくださいね~。


ISIT2017報告

国際シンポジウムISIT2017に参加してきました。
報告します。


ISITというのは
IEEE International Symposium on Information Theory
の略。
情報理論の国際シンポジウムです。

レベル的には、情報理論では最高レベルだと評価されています。

著名な研究者が世界中からわんさか参加してます。

規模は、参加者1000人超、発表数600件超くらい。

最先端の情報やりたかったら、ここに来い、って雰囲気です。

今年のISITの会場はこちらです。

Eurogressと言います。


今年の開催地はドイツのアーヘンでした。
発音的にはアックェンという感じでした。


街の雰囲気はこんな感じです。

手元のガイドブックによると、

アーヘンはカジノとサウナの町

とのこと。

日本のパチンコ屋よりもたくさん、あちこちにカジノがありました。

サウナは、かなり大規模なものが、ISITの会場の裏にありました。
ドイツでは有名な温泉施設「カルロステルメ」。つまりカール大帝のお風呂です。

そもそもアーケンは、カール大帝が腰を据えた土地で、
温泉で体を癒した場所という歴史があるようです。
それで、水を意味するアクアが町の名前の由来になっているとのことです。

そういう由緒正しい街。
世界で最初に、世界遺産に認定されたところ。

中でも見どころの一つが大聖堂でした。


気になる研究の話を。
符号理論の研究動向について述べたいと思います。

代数的符号理論。特にMDSやMRDなどに共通する
n – k = d + 1
が従う符号の話が目立ってました。
ここで、nは符号長、kは情報数、dは最少距離です。

コンセプトとかインスタンスで言うと:

コンセプト
・ネットワーク誤り訂正符号
・再生成符号
・通信路容量アプローチ符号
・インデックス符号
・LDPC符号
・挿入/削除誤り訂正符号
・ランク距離誤り訂正符号
・MDS符号
・MRD符号
・部分空間符号

インスタンス
・準巡回LDPC符号
・リード・ソロモン符号
・ガビドゥーリン符号
・VT符号
・Levenshtein符号
・LT符号
・Turbo符号

このあたりが重要にみえました。

上のキーワードがざっくりでもわかったら、
君も符号理論の研究者だ!


ドイツということで、
日本人の人達はビールを浴び続けていました。

滞在期間の7日程度で、いったいどれだけの
ホップを吸収したことが。

ドイツって、ホップの生産量で世界一なんですよね。

そりゃ、そんなところに行ったら、ビールを飲みますよ。

飲み比べますよ。

正直、何種類の酒を飲んだから、覚えてません。
えへん。
まぁ、いろいろ飲んだよ。