符号理論 ~デジタルコミュニケ―ションにおける数学~ 日本評論社、萩原学著

 

符号理論の教科書です。

数学科の大学生が、
モダン符号理論(21世紀の符号理論)を学べる本を作ろう、
という思いで書きあげました。

抽象代数、確率論、イプシロンデルタ論法、距離空間、アルゴリズムなど、
大学で学ぶ様々な数学が
現実社会にてどのように応用されているか、
理論面から解説しています。

 

05977

 

特徴

符号理論の数学的理論を、体系立ててまとめました。
特に、次の理論の詳細を一冊にまとめた唯一の書籍です。

・符号理論の基本定理である通信路符号化定理・逆定理の証明
・ハミング符号、リード・ソロモン符号といった古典的符号の理論。
 および、それらの符号化、復号法の理論・
・LDPC符号とその復号法といったモダン符号の理論。

数学専攻の学生にも、
モダン符号の基礎がわかる一冊です。
注:「モダン符号」…21世紀になって発展した符号理論

大学の教科書等に利用されています。

利用例
・九州大学 (講義名:2013年度 数理科学特論5)
・千葉大学 (講義名:2013年度 数理情報学特論Ⅰ)

他にも、大学のセミナー等でも使用いただいてます。

形式化研究の、参考文献として。

情報数理学に於いて、形式化と呼ばれる研究が注目されています。
通信路符号化定理・逆定理の形式化は、2012年に成功し、前者の成果は国際学会ITPにて発表されました。
ITPは、形式化研究において、世界最高峰の集会の1つです。

その形式化が遂行された際、本書の証明が参照されました。
それを受けて、形式化の研究の参考文献として、本書が利用されています。

購入方法

全国の書店、ネットショッピング(amazon等)などでお買い求め頂けます。

【LINK】amazonで検索
【LINK】出版社(日本評論社)のHP

正誤表

【LINK】正誤表
【LINK】9章LDPC符号の正誤表、教科書スタイル。